ドアの閉まりが悪い時にチェックすべき5つのポイント

ドアの閉まりが悪くなると、毎日の生活で小さなストレスを感じるだけでなく、防犯面や断熱面でも問題が生じる可能性があります。ここでは、ドアの閉まりが悪いと感じた際に、まず自分でチェックすべき5つのポイントをご紹介します。1つ目のポイントは「ドアヒンジ(蝶番)の緩みや異音」です。ドアの開閉時にガタつきや異音がする場合は、ヒンジのネジが緩んでいるか、ヒンジ自体が錆び付いている可能性があります。ヒンジのネジをプラスドライバーで締め直してみましょう。もし錆び付きが原因であれば、市販の潤滑剤を塗布することで動きがスムーズになることがあります。2つ目のポイントは「ドア枠とドアの隙間」です。ドアを閉めた状態で、ドアとドア枠の間に不自然な隙間がないか確認してください。もし隙間が大きい場合は、ドアやドア枠が歪んでいる可能性があります。また、ドア枠のパッキン(気密材)が劣化している場合も、隙間が生じることがあります。3つ目のポイントは「ラッチ(ドアノブの金具)とストライク(受け金具)」の位置関係です。ドアをゆっくりと閉めていき、ラッチがストライクの穴に সঠিকভাবে収まっているかを確認します。もし、ラッチがストライクに引っかからずに跳ね返ってくる場合は、ラッチまたはストライクの位置がずれている可能性があります。ストライクは、ネジを緩めて位置を調整できる場合があります。4つ目のポイントは「ドアクローザーの調整不良や油漏れ」です。ドアクローザーが付いている場合は、ドアが閉まる速度が速すぎたり遅すぎたり、途中で止まってしまったりすることがあります。ドアクローザー本体に調整ネジが付いていることが多いので、取扱説明書を参考に調整を試みてください。もし本体から油が漏れている場合は、内部部品の故障が考えられるため、交換が必要になることがあります。5つ目のポイントは「ドアやドア枠への異物の挟まり」です。意外と見落としがちですが、ドアの隙間やドア枠に小さなゴミや異物が挟まっているだけでも、ドアの閉まりが悪くなることがあります。ドアの周囲をよく確認し、もし異物があれば取り除きましょう。これらの5つのポイントをチェックし、原因を特定することで、多くの場合、自分で対処できる可能性があります。しかし、原因が特定できない場合や、自分で修理することが難しいと感じた場合は、無理せず専門業者に相談しましょう。